厳しい状況にある幼い子どもたちが、安心して過ごせる場所をつくり、広めていく。そして子どもの豊かな心を育んでいく。そうしたノウハウをカンボジアの人が受け継ぎ、自分たちの手で発展していけるよう、給食の提供、保育者の育成、教材の開発などを、地域の人たちと行っています。
9割が農村を占めるカンボジアでは、農閑期に機を織って生計を支えてきました。手織りの絹織物は、かつては重要な輸出産品で、その質の高さで知られていました。内戦で失われたこの伝統技術を、研修センターで、そして村を回って教え、生活向上につなげています。
大災害で暮らしが一変したなか、大きなストレスを抱える幼い子どもたちが、安心して過ごせる居場所づくりを支援しています。そうした場の存在は、雇用の創出、保護者の就業支援にもなり、地域復興の一助となります。