木陰で地域の人達と子どもたちが一緒になって行事が始まった
郡の幼児教育担当者がまとめ役となり、企画から実施までを保育者や委員会メンバー、地域の人たちが行ったのは初めてのことです。子どもも大人も楽しめる遊びやゲーム、おやつや食事を何にするか、誰がどのように行事を準備するかを皆で話し合いました。プノンペン事務所の保育チームは、これまでは行っていた挨拶はせず、地域の人たちが計画した行事を一緒に楽しみました。
こうした村主体の行事の開催は、地域で責任をもって幼稚園を運営することにつながります。郡の担当者にとっても、自身がまとめ役となって地域の人たちを巻き込んだ行事が成功したことで、管轄する他の幼稚園にも同様の働きかけを広げていくというチャレンジが生まれました。
カンボジアでは、大人もゲームや競争となると嬉々として頑張ります。保育者の研修会でもこんなに一生懸命に遊ぶのだと思えるほど大笑いして真剣にゲームに参加します。まるで子ども時代を取り戻すかのようです。
親やおとなも一生懸命競争し、応援してくれる光景は普段は見られないものです。友達と真剣に競って笑い合ったことが子どもたちの心に深く刻まれた子どもの日でした。
ココナツの殻にひもを通し、ぽっくりのように履いての競争
保育者や地域の人たちも参加した綱引きを子どもたちが応援>
ゲームに勝った子どもは風車をもらえた
バナナの葉に包んだ伝統的なもち米のお菓子