認定NPO法人 幼い難民を考える会
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認定NPO法人 幼い難民を考える会 caring for young refugees / CYR
CYRカンボジア
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いつも当会活動へ温かいご支援をいただき、ありがとうございます。
2018年3月、三ヶ所の村の幼稚園が巣立ってゆきました。今回は、当会が実施している「村の幼稚園」事業に
ついて、村人による自主運営への移行、という観点からご紹介します。

村の幼稚園は「一人でも多くの子どもたちに幼児教育を」をテーマに、1日3時間だけ開園する簡易な幼稚園です。
当会による直接的な支援は最初の3年間限定です。4年目以降は村人が自分たちの力で運営できるよう、あえて、
潤沢な人手や資金を必要とするフルスペックの保育活動や幼児教育は行っていません。
開園から3年が経過し、4年目で自主運営に移行すると、地区評議会(自治体組織)や村人で組織される
「村の幼稚園運営委員会」が 中心となって、幼稚園の運営管理、資金管理などを行います。
やりがいをもって子どもたちを教えてくれる優秀な保育者を確保すること、衛生的な設備や
必要な教材や遊具がそろった幼稚園を維持すること等は、「運営」に初めて取り組む村人にとって、
容易ではありません。村の幼稚園開園から自主運営に移行するまでの3年間は、こどもの教育もさることながら、
保護者や村人の意識づけや、公的支援を得るための準備にも注力しています。村の幼稚園がある地区や郡の
教育担当者と連携をし、新たな取り組みとしては、2017年12月29日に公表されたカンボジア政府の
"小学校付属幼稚園"認定制度への申請を開始しています。

自主運営に移行するにあたり、関係者が一堂に会し、受け渡しのセレモニーが行われます。
handoverオープニングIMG_4634.JPGのサムネイル画像handoverはじまりIMG_4627.JPGのサムネイル画像









受渡し式の主役は保護者と村の運営委員。
handover委員発言IMG_4774.JPGのサムネイル画像 handover保護者発言IMG_4785.JPGのサムネイル画像









セレモニーに出席する子どもたちのスタイルは様々です。
各村で無理のないスタイルで幼稚園を運営し続けていきます。
handover靴IMG_4697.JPGのサムネイル画像handover裸足椅子IMG_4772.JPGのサムネイル画像








2017年は3ヵ所の村の幼稚園が自主運営に移行しました。
2018年は新たに4ヵ所の村の幼稚園が自主運営に移行します。
当会の名称を「考える会」とした基本理念のとおり、カンボジアの人々が自分たちでこどもたちの将来を
切り開いてゆくことを考える「村の幼稚園」事業に対して、引き続き、ご支援をお願い申し上げます。

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