年の瀬を迎えた福島市は、雪模様です。
温暖な沿岸地域から避難している方たちにとっては、馴染みのうすい天候です。
子どもたち・先生たちは、いつもの2~3倍の時間をかけて、保育所や保育スペースに通います。
雪道を片道1時間半......。通勤・通園だけでも疲れてしまうそうです。
住み慣れた家や土地を離れ、将来の見通しが立てられないまま、避難保育所・保育スペースで2回目となる年越しです。
「そんな状況が現実です」
ある保育所の先生が言いました。
定職を見つけることができない。
家族の一人が入院しなければならない。
子どもが2人、同時に入進学する。
こうした経済的な問題だけでなく、被災地で暮らす家庭が抱える難題は、あまり解決されていません。
その現実に思いを馳せながら、来年もCYRは真摯な被災地支援活動に努めます。
2012年12月27日