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認定NPO法人 幼い難民を考える会 caring for young refugees / CYR
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2015年度 CYRの被災地支援

幼い難民を考える会(以下、CYR)では、昨年度に引き続き、東日本大震災の被災地にて支援活動を行いました。
2016年1月までに実施した支援として、①福島県相馬郡飯舘村より伊達郡川俣町に避難をしております「やまゆり保育所」へは飲料水を、②宮城県多賀城市でトレーラーハウスから移転をした「おおぞら保育園」へは手作り遊具・教材を提供しました。

①福島県「やまゆり保育所」への飲料水支援
震災が発生して既に4年近くの歳月が経過しましたが、震災後も福島県で生活を続ける人々の中には口に入る食べ物、水の安全性への不安を抱えている人も少なくありません。
福島県川俣町で避難生活を続けている「やまゆり保育所」は、本来の拠点である福島県飯舘村への帰村が決まっているようですが、その先の生活についてはまだ不安を抱えている状態です。2012年4月より、CYRでは子どもたちの健やかな成長を支えること、そして保護者が安心して子どもたちを預けることができる環境づくりの支援として、北海道産の飲料水「うららか天然水」を提供しています。
2015年度は、毎月240 ℓ(2 ℓペットボトル120本)の飲料水支援を行いました。「やまゆり保育所」では、ミルク、給食、歯磨きの際のうがい水など、子どもたちの口に入るすべての水にこの飲料水を使用しています。

②宮城県多賀城市「おおぞら保育園」への遊具支援
震災時に閉園に追い込まれた保育園のスタッフを中心に、宮城県多賀城市のトレーラーハウス内に新設された「おおぞら保育園」は、2014年9月に新しい園舎に引っ越しをしました。新しい園舎ではこれまでより広い育児スペースが取れることに加え、2015年度は小さい子どもたち中心の保育になることから、新たな教材や遊具、食器を必要としていました。
CYRでは、2015年2月に乳幼児のマット遊びのための遊具である「ハイハイクライマー」を寄贈しました。また、2015年度には「おおぞら保育園」からの希望を伺い、CYRのボランティアが中心となり保育室で使用する教材を作成、保育園で学ぶ子どもたちへ届けました。

震災新建物.jpgのサムネイル画像
◆今後の支援
2016年度も「やまゆり保育所」(福島県)への飲料水の提供、「おおぞら保育園」(宮城県)への備品や手作り遊具の支援を、ニーズに応じて継続する方針です。また、福島県での新たな支援活動も現在検討中です。
今後とも皆さまのあたたかいご支援、何卒よろしくお願いいたします。

2016年2月15日


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