ポンナレット ショールーム
ピダン
クロマー巻きに挑戦
カンボジアの伝統絹織物展
サバーイ!! カンボジア
2007年12月6~8日。
閑静な住宅街にあるポンナレット。
木のぬくもりがただようショールームをお借りしての3日間にわたるイベントでした。
カンボジアの女性たちが心をこめて手織りした伝統的な絹織物をはじめ、それらの布を生かした洋服、小物類を販売しました。
毎日楽しいイベントを開催し、たくさんのお客様に喜んでいただきました。
■CYRカンボジア事務所長・関口晴美による【カンボジアの織物の話】
織物の代表的なもののひとつに"ピダン"があります。カンボジアの寺院の壁や天井に飾られる絵がすりの絹布のことで、仏教儀式では欠くことのできないものです。今よみがえりつつある、美しい伝統的な作品が紹介されました。
また、これらの伝統を支えている草木染の技術に新たに藍染めが加わり、藍の復活にかける数年の努力が実を結び始めているとの嬉しい報告もありました。
■『旅の指差し会話帳カンボジア』著者・福富友子さんによる
【カンボジアの食べ物の話&スペシャルおやつの試食会】
カンボジアでの生活、特に食生活について楽しいお話をうかがいました。自然と共にありながら、季節の行事やその土地に根ざした食文化に、驚きつつも親近感や懐かしさを感じました。カンボジアのおやつ「かぼちゃのココナッツ煮」や、カンボジアから届いた「小魚を揚げたおつまみ」などを食べながら、現地の食文化に思いを馳せました。
■東京外国語大学客員准教授バン・ソバタナ先生と学生さんによる
【クロマーの巻き方ワークショップ】
クロマーとは万能スカーフのこと。現地では頭や腰に巻いたり、物を運んだり、ゆりかごにしたりと、マルチに大活躍しています。カンボジアの文化を語る上では欠かせないアイテムのひとつです。
参加者全員で、様々な使い方を実践してみました。カンボジアに暮らす人々の生活の知恵に、あらためて驚かされました。
※"サバーイ"とはカンボジア語で"楽しい"といった意味の言葉です。
2007年12月10日