幼い難民を考える会(CYR)は、カンボジアで保育活動を行うNGOです。
カンボジアでは、内戦の影が今でも住民の暮らしの中に色濃く残っています。
プノンペンのレンガ工場の敷地で暮らすナロアくん一家。農村で暮らしていましたが、出稼ぎ労働のために都会にやってきました。カンボジアでは、毎年2万人の人々が、生活の糧を求めて農村から都市に移り住んでいます。レンガ工場での労働は決して楽なものではありませんが、十分な教育を受けていないナロアくんの両親には、肉体労働の他に選択がないのです。
幼い難民を考える会(CYR)は、こうした都市に住む子どもたちのために、保育所を開いています。
5歳のナロアくんも、ここに通いながら教育を受けるとともに、栄養バランスのとれた給食を食べて一日を過ごしています。
ナロア君のお父さんとお母さんはこう語ります。「ナロアには十分な教育を受けさせたい。自分たちのようにはならないでほしい」
You Tubeに、映像ディレクター谷口悌三氏による動画「スラムで暮らす子どもたち・都市貧困地区での保育事業」を公開しました。
http://www.youtube.com/watch?v=l_ohPUGKbEo
この動画が伝えていること・・・それはカンボジアのありのままの姿です。
ぜひご覧ください。
2009年6月24日