CYRは現在、カンボジアで2つの保育所を運営しています。
2006年3月11日~15日、朝7:30から17:00までカンボジア政府の要請を受け、首都プノンペンから遠く離れた地域モンドルキリ州の公立幼稚園保育者を対象とした教育省主催の6泊7日の集合研修に協力しました。
少数民族も多く住むベトナム国境沿いの山岳地帯、モンドルキリ州に公立幼稚園はわずか9園です。集合研修には、モンドルキリ州の公立幼稚園12クラスから保育者が参加しました。このうち1日はCYRが教材作りのワークショップを担当しました。参加者の反応は良好で、研修に参加するのも初めてという人がほとんどでしたが、教材をたくさん持ち帰ることが出来て喜んでいました。
なおモンドルキリ州では初めて外遊具3点セット(ブランコ・シーソー・すべり台)を設置しましたが、立派な遊具が出来あがっていました。モンドルキリ州は遠く、プノンペンから片道自動車で8時間、うち山道が2時間半あります。これは(特活)エファジャパンとの共同事業です。
■研修内容
【Ⅰ】.<文字表と文字カード> 目的と使い方 (実技指導含)
1. 文字表を使って
2. 文字カードを使って
3. 文字カードと文字表を使って
4. グループに分かれて使ってもらう時間
【Ⅱ】.<人形、ボール> 目的と使い方
1. ボールの使い方紹介
2. ボールを使った遊び
3. ボール、人形の作り方
【Ⅲ】.<メモリーカード>
目的と使い方(実技指導含)
【Ⅳ】.<文字絵本5種>
目的と使い方 (実技指導含)
【Ⅴ】.<歌絵本紹介>
目的と使い方 (実技指導含)
【Ⅵ】.<数字と玉通し>
目的と使い方 (実技指導含)
■参加者の反応
・反応はよく積極的
・ワークショップに参加するのは、ほとんどの人が初めて
・教材がないので、教材を持ち帰ることが出来ることがうれしい
■布ボールの作成
日本で布ボール用に切った布を30組持参し、型紙も配布しました。
研修では、実際に作ってみました。
布をカット済みのものを使うと研修の時間も有効に使えます。
2006年3月17日