国際子どもの日を祝いました。
いつも当会活動へ温かいご支援をいただき、ありがとうございます。
今年も、国際子どもの日を記念して、お祝いイベントを各「村の幼稚園」で行いました。
保護者や村の人たちにも参加してもらい、地域の教育担当者や当会の保育アドバイザーも駆けつけました。
当会がこの祝日を大切にしている理由は、昨年の同じ時期に掲載のこの
記事で
お伝えしましたので、今年は、各村の"それぞれ"にスポットをあてて、お伝えします。
ご紹介するのは、コンポンチュナム州にある4つの「村の幼稚園」。
2017年11月に開園した2園と2018年3月に開園した2園です。
いずれも、今年初めて国際子どもの日を祝う幼稚園です。
コンポンチュナム州は首都プノンペンから車で北に走ること2時間に位置し、農業と漁業が盛んです。
伝統的な素焼きの土鍋が有名で、川を利用してこれらの素焼き製品を運搬したことから土鍋が集まる港
「コンポン(港)チュナン(鍋)」が州名となったといわれています。
同じ州にある村でも、住民の暮らしはそれぞれです。
住民の半分が家族という村もあれば、単身者が8割という村もあります。
近くに工場がない村からは、若者が離れてゆきます。
子どもの人数も村によってまちまちですが、各村で約7割の5歳児が「村の幼稚園」に通っています。
通いはじめて数か月で、子どもたちの様子が変化してきます。
礼儀正しくなり、習ってきた歌を家でも歌っているなど、わが子の成長に親は喜びと誇らしさを隠しません。
当会は、カンボジアの人々が自分たちでしたいことをできるかたちで行ってもらうことを最優先に
協力しています。
国際子どもの日の祝い方も、村によって、趣が異なります。あるならあるなりに、ないならないなりに。
大勢でにぎやかにでも、少人数でアットホームにでも。どのスタイルも、その村らしくあることが一番です。
子どもの日のイベントで配られたおやつをご覧ください。
どの村でも、豆乳を配ります。
カンボジアでは、牛はもっぱら役牛として飼育されており、乳牛は稀です。
近年、輸入品の乳製品が手に入りますが、地方では、子どもから大人まで、砂糖をいれた豆乳をよく飲みます。
まずは、最も一般的なおやつパック。
村のパン屋さんが一個ずつビニール袋にいれてくれます。(チョー村)
これに、お水がついていることもあります(プロースネップ村)
パンの代わりに、小麦粉を甘く味付けして揚げたクッキーの場合もあります。(プレイチュロウ村)
珍しいところで、アンパンを二つ奮発したケースもありました。(プレクリアン村)
最後はイベントに参加したみんなで記念写真を撮りました。
今後も、「国際子どもの日」だけでなく、「村の幼稚園」の運営を通して、
子どもたちが周囲の大人たちに見守られながらすくすくと成長できるよう、活動を継続してまいります。
引き続き、皆さまの温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。