幼い難民を考える会(CYR)は、カンボジアで幼児教育を行う国際協力NGOです。
CYRがカンボジアで保育所を開いてから17年。第一期卒園児は20歳を超えるようになりました。2002年、2004年に引き続き、3回目の卒園児調査を行いました。前回と比べて、中学就学率は1.4倍に、高校は5倍以上に増え、地域での教育に対する意識の変化が伺えます。
今回は、大きなニュースがありました。地方の高校就学率がわずか6.1%の中、大学に進学した卒園児がいたのです。貧困を抱え、高等教育まで受けるのがとても厳しい状況に置かれながら必死で勉強に励んでいる卒園児を、紹介します。
看護士の夢をあきらめられなかった
リッケナーさん-----
カンボジアでは、病気が流行っているし、事故もたくさん発生しています。だから、国の将来のために看護士になりたいです。そして、自分の生活も豊かにしたい。看護士になるためには学費がとても高いです。他の専攻にしようと思ったこともありましたが、どうしてもあきらめられませんでした。
2009年11月27日