2000年から2003年まで、CYRは現地NGOソバナに協力し、バッタンバン州の地域女性センターの建設、その中の保育所運営の支援をしていました。カンボジアで長年保育支援を行ってきた実績を評価され、カンボジア女性・退役軍人省大臣から要請を受けたものでした。私たちの支援が終了してから2年、はたして保育所はどうなったのか、月末に同センターを見てきました。
保育所では、施設の痛みが目立ち、教材もなくなったものが見られるなど、財政難がうかがわれましたが、保育所は5名の保育者、総勢7名のスタッフが運営を続け、約70名の子どもたちが元気に通っていました。特に手洗いや水浴びの励行など、衛生面の活動が続けられているのはこころ強かったです。
こうした決め細やかな保育研修が実を結び、村の住民の理解もあり、 CYRの支援終了後も保育活動は続いていたのです。現地の自立を促すCYRの活動が無事根づいていたことを確認でき、一同励まされて出張を終えました。
2000年から2003年までに行った支援
最初の保育者研修では、CYRの運営する保育所で実習を行い、保育所が始まってからは、100人の子どもの保育をしながら実地での研修を重ね、2年間で合計27回の保育研修を行いました。
2005年2月 1日