2月22日に今年訪れた地域幼稚園は、園舎の正面に大きく描かれた子どもたちや地域の人たちの絵が、訪問者の目を捉えました。この地域幼稚園が地域のこどもたちのものであるということを訪ずれた保育者たちにもしっかりと印象付けた絵でした。クラスの中は土や埃がなくとても清潔に保たれていました。
まず始まった朝の体操は、いつもの国旗掲揚の後、保育者の物語から始まりました。子どもたちを連れて餌を探しに行く鶏になってくださいと保育者が子どもたちにいうと、子どもたちはそれぞれ鶏になってからだ全体を使って動いていました。
当日の数字に親しむ活動では、四角や三角などの形を教えました。そのための教材や教え方もよく準備されていて、順序だてて教え、子どもの人数が多いクラスですが保育者は慌てず、優しい声で、子ども達の様子をみながら教えていました。
保育者の関心が一番高かったのは、子どもたちが、安心して落ち着いて保育者の話を聞いたり活動に集中して参加できていることでした。
この幼稚園では、グループリーダーを毎日決めていて、遅刻していない子どもや、時には、保育者や友達の話を聞かずに自分の話をしたがる子どもがリーダーになってグループの他の子どもたちの活動を手伝っていました。
参加した保育者からは、この研修研修で自分の「村の幼稚園」でも取り入れたい活動をたくさん見ることができた。自分の幼稚園の子ども達の活動をもっとよくしていきたいと元気付けられた様子がみられ、それぞれの村の幼稚園での今後の実践が期待されます。