古代ギリシャの遊び
いつも当会活動へ温かいご支援をいただき、ありがとうございます。
2018年の暮れにプレクリアンの「村の幼稚園」にシーソーと滑り台が設置されました。基礎をしっかりと固定するため、地面を掘りましたが、その際に細かい砕石が出ました。この石は、カンボジアの小学生にとって、格好の遊び道具です。
遊び方はシンプル。石を空中に投げ、落ちてくる前に地面に置いてある石を拾い、放り投げた石が落ちてくるところをキャッチします。扱う石の数はひとつ、ふたつ、みっつと増えてゆき、最高10個まで。
このゲームは、手先やバランス感覚、動体視力等、子どもの体の発達を促します。石さえあれば、どこででも誰とでもできる遊びです。
ルーツは古代ギリシャまで遡れるこの競技。カンボジアの子どもにも人気があり、上級者は石のかわりに箸をつかったり、幼稚園の子どもは怪我をしないようプラスティックの輪っかをふたつ繋げた道具を使います。
引き続き、皆様の温かいご支援、どうぞよろしく申し上げます。