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認定NPO法人 幼い難民を考える会 caring for young refugees / CYR
CYRカンボジア
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「村の幼稚園」地域の運営。管理に移行する

プロスナップ村の幼稚園は、2018年4月にオープンしました。
村の委員会から推薦されて保育者になったチューン・パオさんは、同時期に開設したチョー村の幼稚園の先生と一緒に毎月行われているモニタリング研修を受けています。会の保育アドバイザーのソパニーさんは、もと教育省幼児教育局で幼稚園事務所の責任者をしていた経験豊かな人材で、毎回モニタリングでは、注意点、改善すべき点を細かに指導しています。
モニタリング研修 プロスネップIMG_3668.JPG 自主運営へ移行する2月の最後のモニタリング指導では、クラスもきれいに掃除・整頓され、活動前には教材も良く準備されている。子どもたちとのコミュニケーションが良く取れている。子どもは規律良い態度で、先生に質問したり、先生の言うことに応えたりしている。これから更に子どもたちがグループ活動などより子どもが自分たちで活動できるように割り当てるなどして子どもの活動を広げていくようにと励ましのコメントがあった。
幼稚園に来て初めての鉛筆の使い方を習います。
持ち方も丁寧に指導します。
IMG_4697.jpg 子どもたちが大好きな保育者はいつでも子どもの話に耳を傾けます。
帰宅前の整列の時間にも「あのね先生、、」といって話しかけてくる女の子に。
IMG_5108.JPG 新しくクメール語出版した日本の絵本のよみきかせ。
子どもたちは珍しいきれいな絵を熱心に見て先生の話を聞いています。
IMG_5094 (1).JPG 自主運営に移行する前に嬉しいニュースがありました。
マーチ先生の働いているプロスナップ村の幼稚園は、教育省が規定している地域幼稚園園の基準に沿って活動・運営されているとして2020年認可されました。これはひいきにとっても、マーチ先生にとっても大変嬉しく今後の自主運営の大きな励みになります。教育省から直接、マーチ先生に給与が支給されるからです。
 このようにマーチ先生は3年間の保育の実践・研修を経てこれからはCYRの支援なしで幼稚園の運営・管理を責任をもって実施していきます。うまくできるか心配なことはありますが、運営委員会や小学校の先生たちにも相談できるし、CYRもまたフォローアップに来てくれるので、大丈夫と自信をもって嬉しそうな笑顔を見せています。
PrS handover ceremony (1).jpg プロスナップ村の幼稚園 地域の運営に移行する行事では、これからの幼稚ねんノ運営員関して保育者の給与の支払い、保護者、運営委員会の継続した協力が確認された。

保育者が年間9回のモニタリング研修を受けるのにかかる費用は、保育鋼材、飲料水、保育者の研修参加交通費や手当、会のモニタリングチームの食事手当など1年間約50万円の費用が必要です。
2021年度は全部で9ケ所の村の幼稚園でモニタリング研修を実施します。
ぜひご支援をお願いします。   

ご寄付はこちらから
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