織物技術トレイナーのスーン・ミットさんが 1年間の研修内容の報告をしたあと、生徒代表からもお礼のあいさつがありました。教育省、バティ郡教育局の担当者からは「練習した織物技術を是非、活かして織物を続けてください」という励ましと、CYRへのお礼と、今後の支援継続の要請がありました。
織物センターのある地域学習センターの運営委員ゲット・ガオさんからは、特に今年は、トロピエンクラサン村で無地織りに従事している人たちが、絣の括り(くくり)を習い、サンポット・ホールを織るようになってきているので、「研修生の中からもサンポット・ホールを織れる人がもっと増えてくると嬉しい」という話がありました。
修了生は1年間の研修を終えて、織物ができるようになってとても嬉しそうでした。
先日は研修生全員が、研修の一環でプノンペンへ出かけました。大きな市場や市内のお店を見学し、絹地、サンポット・ホール(絹絣地)の値段や売れている柄、お店に織った物を販売できるかなど、いろいろなことを聞いてきたばかりです。また、王宮やウドンへの遠足もあったので、和気あいあいとした修了式になりました。
*サンポット・ホールとは伝統的なカンボジアの絣のことで、クメール語で、サンポットはスカート、ホールは絣のことをいいます。
2007年9月 2日