自室で勉強するサム・ウドムさん
インタビューを受けるウドムさんきょうだい
CYRがカンボジアで保育所を開いて17年。
2002年、2004年に引き続き、3回目の卒園児調査を行いました。前回と比べ、中学就学率は1.4倍に、高校は5倍以上に増え、カンボジアの教育に対する意識の変化が伺えます。
今回は大きなニュースがありました。
地方の高校就学率がわずか6.1%の中、大学に進学した卒園児がいたのです。厳しい状況に置かれながらも必死に勉強に取り組んでいる姿をご紹介します。
サム・ウドムさん(22)
1992年プレイタトウ保育所卒園
■ 今の暮らしは?
家を出て、弟・妹と一緒にプノンペンにアパートを借りて、3人で住んでいます。
■ 大学に入学した理由は?
知識を得たいと思ったからです。そして良い仕事に就いて、生活レベルを向上させたい。将来は自分で貿易のビジネスをしたいと思っています。
学費をサポートしてくれている兄には本当に感謝しています。だからどんなことがあっても卒業するまでがんばりたい。そして家族の収入を支えたいです。もし、もっと豊かになったら、故郷の村の子どもたちも助けたいと思っています。
2009年1月19日