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保育者たちの交流

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いつも当会活動へ温かいご支援をいただき、ありがとうございます。
当会では、「村の幼稚園」を運営する傍ら、他の幼児教育施設を訪問し、保育者同士の交流を促進しています。
ひとりで園児を教える保育者たちにとって、他ではどのように教えているか、遊ばせているかを見聞きすることは
大変参考になります。保育アドバイザーや行政の教育担当者から指摘を受けるのはともすれば窮屈ですが、
同じ立場同士ならではの敬意をもって、お互いに情報や意見の交換ができます。
先週は、コンポンチュナム州にある二つの地域幼稚園、二つの「村の幼稚園」の保育者4名が、
ひとつの地域幼稚園に集まり、実際に授業を行った上で、感想や助言を交わしました。

IMG_9997.JPG 6月11日、一行はプレイサンポブ村の小学校付属幼稚園を訪問しました。
小学校の門には、左の柱に「教育はみんなのもの」、右の柱には「みんな、教育を」と記されています。
正面と右奥の校舎は小学校、左手前が幼稚園の園舎です。小学校と同じ敷地内に開設された幼稚園は 子どもの登園頻度や小学校への進学率が高いことがわかっています。兄弟姉妹で一緒に通えること、 小学校の給食を分けてもらえる幼稚園が多いことなどが、理由です。
当会でも、新規に「村の幼稚園」を開設する際は、小学校の敷地内か、子どもが歩いて通える範囲内に 小学校があるかをチェックします。小学校へのアクセスが悪いと、せっかく幼稚園に通い始めても ドロップアウトする確率が高まります。
今回訪問したプレイサンポブ村は、子どもが継続して就学できる環境が整っていました。

IMG_9931.JPGIMG_9946.JPG study visit class  creative IMG_9945.JPGstudy visit class Discipline IMG_9969.JPG



















教室内は、四方の壁に教材が貼られています。クラスに備えるべき教材は決まっていますが、
体裁は保育者のセンスに委ねられています。例えば、方位を表す図も、保育者によってテイストが異なります。
多色使いで装飾が施された図と色を対に揃えた整然とした図があり、先生の個性を反映してでしょうか、
クラスでの席の並べ方やこどもたちの態度にも同様の相関がみられました。

授業のあとで、「村の幼稚園」の保育者からは、様々な感想が述べられました。
「前回来た時より、子どもたちが訪問者に物怖じしなくなりましたね」
「子どもたちがとても規律正しいですが、コツはありますか」
「先生方が綺麗な服装をしていて、驚きました」。
また、困っていることはあるか、という質問に対しては「雨の日は登園しない子が多い」
「先生が休んでいると嘘をついて休む子もいる」といった、園児の通園意欲に関する悩みが聞かれました。
最後に、地区の教育担当者から、前に立って話すのではなく、子どもたちの間を歩きながら教えると、
全員の様子がわかるし、子どもたちの集中力も保てる、というアドバイスがありました。
保育者たちは、訪問した側も、迎えた側も、お互いに刺激を受け、各自、目標が明確になりました。

子どもたちが幼稚園に通うことで、新しいことをどんどん吸収し、社会性を身につけながら楽しい毎日を過ごせる
かは、先生の在り方が大きく左右します。熱意をもって、安定した気持ち・態度で接してくれる先生のもとでは、
子どもたちも活き活き、伸び伸びと成長してゆきます。保育者たちに他との交流機会をもってもらい、
ひとりで悩んだり、マンネリに陥ったりせずに、保育の仕事を続けてもらいたいと願っています。

今後とも、皆様の温かいご支援、どうぞよろしく申し上げます。

2018年7月24日


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