いつも当会の活動に温かいご支援を頂き、ありがとうございます。
当会は、カンボジア・カンダール州・タケオ州にて「村の幼稚園」開設事業を実施しています。
「村人の手で継続して運営できる簡易な幼稚園」をテーマに、2011年より10ヶ所の村の幼稚園を開設、
運営支援を続けています。
今回は、カンダール州プラサート村の幼稚園についてご紹介します。
プラサート村の幼稚園は、一番最初の村の幼稚園として2011年にオープンし、
これまで当会が支援を続けてきました。
そして2016年4月5日をもって当会による運営から、村人たちによる自主運営へと移行しました。
また、この自主運営への移行に際しては、園舎の移動と修復が行われ、
これらは地区長が村人に寄附を呼びかけて実施するなど、多くの村人の協力がありました。
4月5日、自主運営への移行を記念して、村の幼稚園でささやかな式典が開かれました。
当日は当会職員を始め、40名ほどの子どもたちとお母さんたち、そして先生や地区評議会の方々が参加し、
にぎやかな式となりました。
式典では、お母さんたちが真剣な面持ちで先生や来賓の方々の話に耳を傾けていた姿が
とても印象的でした。
その一方で、子どもたちは、友達とのおしゃべりに夢中!
お母さんや周りの大人が「シーッ!静かに!」と何度も声をかけたり、
式典の合間に歌とダンスの時間が設けられていたりと、子どもたちを式典に集中させるのに苦労する様子も見られました。
このような子どもたちの姿を見て、幼稚園が彼らにとって楽しい場所になっているということを実感することができました。
これからも以前と変わらず、子どもたちにとって楽しい幼稚園であり続けてほしいと、
当会職員も気持ちを新たにした式となりました。
当会は2016年も既存の村の幼稚園9ヶ所の運営支援を続け、そして2ヶ所で新しい村の幼稚園を開設予定です。
今後も皆様のご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
2016年4月 7日