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衛生教育の実施~カンボジアの子どもたちの健康を守るために~

プノンペンのスラムや農村地域では公衆衛生の整備はいまだ十分ではありません。
農村部において、トイレを使用する人は全体の約25%、安全で清潔な飲料水を手に入れられる人は約53%の人々のみです。 このような現状で、約40%の子どもが発育不良であり、下痢が重症化し、命を落とす子どもも少なくありません。
子どもたちの健やかな成長を支援するため、当会は保育施設での衛生教育に力を入れてきました。今回は、カンボジアで実施している衛生教育についてご紹介します。
衛生教育は、大きく次の3つです:

①歯磨きの習慣化
歯磨き指導は、カンダール州バンキアン・プレイタトウ保育所(カンダール州)で行っています。
両保育所は1日保育のため、子どもたちはお昼寝の前に歯磨きをします。毎年9月には、プノンペンの歯医者さんと歯学部の学生ボランティアの協力を得て、歯科検診も行っています。また、子どもたちだけではなく保護者にも歯磨きに対する意識を高めてもらおうと、保護者向けの「歯磨きワークショップ」も開催しています。ワークショップでは歯磨きをした後に歯の赤染めをしてもらい、磨き残しが多い箇所を知ってもらうことが目的です。

②トイレ使用の習慣化
DSCF0801.JPG

バンキアン保育所のトイレ

カンボジアではトイレがない家庭や施設も多く、トイレを使用することが習慣となっていない子どもが多くいます。保育所や幼稚園にトイレを設置し、正しい使い方を教えることで、子どもたちが健康に成長していけるよう支援をしています。トイレは暗く狭いので最初は入ることを嫌がる子どももいますが、慣れてくると上手に使えるようになります。



③手洗いの習慣化

水道の整備されていない農村でも手洗いができるよう、手洗いセットを、農村部の保育所やプノンペンのスラムの保育所に配りました。
保育所では、子どもたちが使いやすい場所に手洗いセットを置き、いつでも手洗いができるようにしています。特に給食を食べる前には必ず手洗いをするように指導しています。「食べる前には手を洗う」という基礎的な生活習慣を身に着けることで、子どもたちが病気や感染症などから身を守ることができるようになります。
カンボジアで貧しく厳しい環境を生きる子どもたちが、就学前に楽しく遊びながら社会性や基礎的な生活習慣を身につけること、これは幼児教育の大切な目的のひとつです。衛生環境が整備されていないカンボジアで、歯磨き、トイレの使用、手洗いなど、健康を守るための習慣を身につけることはとても重要です。


手洗いセット


保育所で習った正しい手の洗い方を実践します。


CYRはこれからも、成長の著しい幼児期に心身ともに健やかに成長する環境作りを支援していきます。


2014年12月11日


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