認定NPO法人 幼い難民を考える会
寄付する
home menu
認定NPO法人 幼い難民を考える会 caring for young refugees / CYR
お問い合わせ
CYRカンボジア
企業・団体の方へ
メールマガジンに登録する
寄付する

離れた州に出掛ける理由

僻地州の保育者研修


7月、プノンペンから車でおよそ10時間のところに位置するラタナキリ州で、公立幼稚園の視察とフォローアップ研修を行いました。

CYRはカンボジア政府と協働で、支援が届きにくい僻地州での幼児教育の充実を目的に、 保育者研修を行っています。フォローアップ(= 二次)研修は、一次研修で得た経験を 活かしているか、遊具や教材は適切に使われているかを確認することが目的です。ラタナキリ へは2008年以来、5年ぶりの訪問でした。

現地の保育者たちだけでなく、教育省幼児教育局のスタッフも研修に参加して、よりよい保育のため5日間のハード・スケジュールをこなします。

朝、首都プノンペンのCYRカンボジア事務所を出発したカンボジア人スタッフ2名は、その日の夕方、ようやくラタナキリ州に到着。州教育局の局長と幼児教育担当者と合流し、打ち合わせをして1日目は終了。

2日目からは保育の現場を巡りました。
カンボジアでは、公立小学校に5歳児クラスが幼稚園として併設しているケースが多いことが特徴です。今回訪れた地域では、少数民族(プロ―)の言葉とクメール語が使われていて、クメール語をあまり理解できない子どももいるようでした。国の北東に位置し、すぐ隣はラオスという地域では、ラオス人の園児もいます。

カンボジアには、保育者養成学校がプノンペンに1箇所しかありません。そのため、多くの先生が教育を受ける機会に恵まれません。そうした保育者のクラスは、養成学校出身の保育者のクラスに比較すると、進み方がゆっくりです。すべての保育者に学びの機会を提供するためにも、保育者研修は大切だと実感しました。

時には、子どもが2割くらいしか登園していない幼稚園があります。親の仕事に連れて行かれるために、出席率が上がらないのです。

ボールを手にして喜ぶ子どもたち

こうした現状を受けて行った二次研修で、改めて教材(子音パズル、絵付文字表とカード、絵本、布ボール)を配布し使い方を説明しました。

給与の未払いなどを理由に保育者の退職が少なくないことは、カンボジア保育の問題です。 また、教材の管理にも努力が必要な様子です。政府の担当者が同行する二次研修で、そうした 状況を目の当たりにし、今後の幼児教育のあり方の参考にしてほしいと思います。

2013年8月 2日


〒110-0016 東京都台東区台東1-12-11 青木ビル2A TEL.03-6803-2015 FAX.03-6803-2016

Copyright © CYR., All Rights Reserved.