カンボジアでは7月最後の2週間、全国の小学校・幼稚園が学校閉鎖となりました。
4月以降、多くの子どもたちが原因不明の高熱や呼吸機能低下などの症状を発症し、数十人が死亡したという状況を受けて、教育省が通達を出したためです。
7月中旬、カンボジア保健省と世界保健機関(WHO)は、この症状を手足口病の重症型と結論付ける共同声明を発表しました。
保健省の調査によると、3歳以下の子どもに重篤な症状がみられたということで、特に小さな子どもたちを感染から守る必要が高いとの判断でした。
その後、ほとんどの私立小学校や幼稚園が、8月1日から通常の状態に戻りました。
病気の原因が判明したとはいえ、今後も幼い子どもたちが辛い思いをしなくてすむよう、保護者たちが悲しい思いをしなくてすむよう願っています。
2012年8月 2日