9月末、幼い難民を考える会(CYR)が運営を支援している保育所2カ所と地域幼稚園2カ所で、子どもたちが卒園しました。
卒園児は全部で60人!!
プレイタトウ保育所の子どもが22人
バンキアン保育所の子どもが19人
プラサート地域幼稚園から13人
タプロム地域幼稚園から6人
地域幼稚園の卒園児は、この幼稚園の1期生です。
それぞれの保育所・地域幼稚園で、手作りの卒園式を行い、卒園を祝いました。子どもたちは歌を歌ったり、踊りを踊ったり、お芝居をしたりと、親たちに晴れ姿を披露。その姿を見た、ある卒園児のお祖母さんは、式の間中ずっと泣いていました。
1割近くの子どもが5歳までに命を落としてしまうこの国で、卒園の日を迎えられることは、私たち日本人が感じる以上に、大きな意味があることなのです。
先生に「大きくなったら 何になりたい?」という質問をされると、子どもたちからは得意気に、「先生!」「お医者さん!」という声があがりましたが、非常に貧しいタプロム村の子どもたちの間で一番多かったのは、「工場で働く」でした。
卒園した子どもたちは、10月から、全員が小学校に元気に通っています!
2012年10月29日