絵本を使った教育
CYRはカンボジア政府からの要請を受けて、カンボジア全土の幼児教育の改善に協力することになりました。
17年間、カンボジアの農村で保育所を運営してきた経験を活かし、全国規模で、幼稚園児のための教材や絵本の開発、幼稚園の先生方の研修を進めていきます。
■ 目標があっても、お金が足りない!
■ 文字に親しむ教材を!
子どもは、2・3歳頃から文字に興味を持ち始めます。この時期に適切な文字教材と出会えば、どんどん関心を示して吸収していきます。カンボジアにはそれにふさわしい文字教材がほとんどありません。さらに、教材を活かしてもらうためには、先生たちのための研修の機会も必要です。
CYRは、カンボジア政府から要請を受けて、全国の公立幼稚園で使用する教材を印刷し、1年かけて研修と配布を全国規模で行います。文字表は、CYRがオリジナルに開発したもので、「幼稚園で使いたい」と政府に認められました。
■ これまでの経験を最大限に活かしたい
CYRが今回、全国規模へ活動を広げることになったのは、ひとりでも多くの子どもたちの環境を変えていくために、1つの地域でコツコツ重ねてきた経験を最大に活かしていきたいと考えたからです。
この活動の対象となるのは、公立幼稚園に通う75,669人の子どもたちと2,882人の先生たち。2009年1月20日