「国際子どもの日」イベントを行いました
いつも温かいご支援をいただき、ありがとうございます。
6月1日は「国際子どもの日」です。
子どもたちの権利を尊重するとともに、成長をお祝いする日として定められており、
カンボジアでも祝日に制定されています。
毎年6月になると、幼い難民を考える会が運営をする保育所や村の幼稚園では、
子どもの日をお祝いするイベントが行われます。
このイベントは、郡の幼児教育局、幼稚園の運営委員会、保育者が協力して実施するものです。
保護者に子どもたちの人権を考えてもらう機会として、
子どもたちへの教育の大切さを再確認してもらう機会として、毎年欠かさず開催されています。
もちろん、子どもたちにゲームや競争を通して目いっぱい体を動かし、
楽しい時間を過ごしてもらうことも、イベントの大切な目的です。
開会式では、当会カンボジア人職員から保護者に対して、
子どもたちの人権、幼児教育の大切さ、健全な成長について語られ、理解を促します。
保護者の中には、自身が教育を受けられなかったこともあり、
教育や子どもの人権に重きを置かない保護者もいるためです。
そのため、当会ではこのイベントを啓発の機会とも捉え、大切に考えています。
その後、子どもたちの歌の披露、綱引きや二人三脚、スイカ割りなどのゲームが続きます。
子どもたちは、幼稚園で身に着けたこと、できるようになったことなどを、
保護者や村の大人たちに披露しようと一生懸命に取り組みました。
また、保護者たちは、子どもたちの姿に目を細めていました。
「国際子どもの日」だけでなく、当会では「村の幼稚園」の開園と運営を通して、
子どもたちが尊重され、健全に成長できるよう、村人への働きかけも行っていきたいと考えています。
一人でも多くの子どもたちがより良い環境で学び、貴重な幼児期をより良いものとできるよう、
皆さまの温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。
