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スーン・ミットさんが ASEAN Selection2016 を受賞しました。

いつも幼い難民を考える会(CYR/CYK)にご支援いただきありがとうございます。

長い間当会カンボジア事務所の、織物技術研修センター所長・技術指導者として活躍したスーン・ミットさん。
彼が製作したピダン(カンボジアの伝統絣織物)「乳海攪拌」が高い評価を受け、ASEAN Selection 2016を受賞しました。

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トロフィーを受け取るスーン・ミットさん(写真右、SACICT提供)






















このASEAN Selection 2016はタイの団体である、
The Support Arts and Crafts International Centre of Thailand (SACICT)が毎年選定しているものです。
独自性、アイデンティティー、革新性、審美性、独創性、機能性、クオリティーなどの点が考慮され、
受賞者が選抜されました。

スーン・ミットさんが当会で働き始めたのは2003年のこと。
彼は村の女性たちに、絣織りを教える傍ら、新たな絹絵絣のデザインを作ることに挑戦しました。
昔、寺院の壁画を書いた経験を元に仏教や寺院に関する新たなデザインをいくつも考案しました。

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研修生に指導するミットさん

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研修生も真剣な面持ち



そのひとつが今回受賞した「乳海攪拌」です。
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乳海攪拌はカンボジアにある世界遺産アンコールワットの壁にも描かれている、
ヒンドゥー教の天地創造の物語です。
真ん中の亀の上に乗っているヴィシュヌ神を中心に、向かって左側から阿修羅が、右側から神々が蛇を引っ張り合っている様子が伺えます。

このピダンをつくるにあたって、ミットさんが特に苦労したのはくくりと染め。
一枚のピダンに絵柄が収まるよう計算し、
一つも同じモチーフができない一枚絵柄になるようデザインを決めました。
糸をくくって染めたら、また糸をくくって別の色に染めて
ということを繰り返し、糸を3色に染めるのに10ヶ月、くくりの数は960個に上ったそうです。

今回の受賞についてミットさんは
「私が作ったピダンをたくさんの人に見てもらえて本当に嬉しいです。ピダン製作は手間のかかる大変な仕事ですが、今後はさらに三界のピダンを作りたいと考えています。」
と力強く語ってくれました。

現在は当会織物技術研修センターを退職し、オーダーメイドでピダンを製作しているミットさん。
彼のこれからの活躍を当会も心から祈っています。

2016年9月15日


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