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染め体験 in プノンペン

いつも幼い難民を考える会の活動にご支援いただきありがとうございます。

今回は、当会カンボジア事務所(CYK)での初の試みとなる、
プノンペンにある"Pidan Khmer"(CYK併設ショップ)での染め体験についてご紹介いたします。

これまでも、CYKでは年3~4回、当会織物研修センターにて
カンボジア在住の方や旅行者の方々を対象にした染め体験を行ってきました。

この染め体験は
「環境にも優しく、カンボジアの伝統文化である草木染めを
たくさんの人に知ってもらいたい、感じてもらいたい」
という思いから始まりました。

しかし当会織物研修センターがあるのはタケオ州。
プノンペンから車で1時間半と、アクセスがいいとは言えない場所にあります。

そこで、今回は思い切って染め体験をプノンペンにある
当会ショップで行うことにしました。

7月21日、プノンペンでの初めての開催となる染め体験には、
日本人、フィンランド人、アイルランド人、スイス人など、世界各国から合計9人の参加者が集まりました。

染め体験で行われるのは、白い絹スカーフの絞り染めです。
最初に、事前に作成した染め上がりのサンプルを示して、縛り方を説明します。
今回は5種類のデザインを用意しました。

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説明が終わると、参加者の方々が自分のデザインを決め、縛っていきます。
デザインを1つだけ選んで縛る方もいれば、いくつかのデザインを組み合わせて縛る方もいて、
皆さん自分だけのオリジナルスカーフをデザインしていました。
また、デザインだけでなく、縛る強さによってどのような色に染まるのか変わってくるので、皆さん真剣です。

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縛る作業が完了した後は、スカーフの繊維を柔らかくするため、しばらく水に浸けます。
その時間を利用して、草木染めに使われる染料がどのようなものから作られているのか、どのように色を混ぜ合わせて様々な色を作っているのかを当会スタッフが説明しました。

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次はいよいよ、染料を使ってスカーフを染める作業です。
今回はピンク、黄色、モスグリーンの染料を用意しました。

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スカーフに十分染料が染みこんだら、
染料が染み出ないようになるまで水で洗い、乾かします。
だんだんと完成に近づくスカーフを見て、参加者の方々も笑顔がこぼれます。

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そしてついに完成!
世界に一つだけの、オリジナルスカーフです。

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参加者の方々にも
「草木染めが実際にどのように行われているのかを見ることができて良かった。」
「絞り方一つでいろいろな模様をつくることができるので、とても面白かった。」
といった感想をいただきました。
染め体験を通して、カンボジアの草木染めの魅力をお伝えすることができたと、当会職員にとっても今後の自信につながった貴重なイベントでした。

今後は、デザイン数を増やすなど新たな取り組みをしつつ、染め体験を定期的に開催する予定です。
プノンペンにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

・Pidan Khmer(当会カンボジア事務所併設ショップ)・
住所:No. 170, Preah Trasak Paem (63), Sangkat Boeng Keng Kong I,
Khan Chamkarmorn, Phnom Penh, Cambodia
メールアドレス: pidankhmer@cyk.org.kh(日本語可)
電話番号:(+855) 23 210849(日本語可)

2016年7月28日


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